自由な理系学生の私事

私の好きなことを書き綴るブログ

「ヨルシカ」が良すぎた話

  独り言です

 私は音楽に関しては浅く広く、ハマったものは深く聴き込むタイプなのですが(誰でもそうかも)、2017年に聴き入った音楽を振り返ると邦楽では「ヨルシカ」さんの『夏草が邪魔をする』がダントツでした!!

 

 なんといっても作品を通してのストーリー性が素晴らしい!! 1曲目の「夏陰、ピアノを弾く」ピアノイントロから始まってそのまま2曲目の「カトレア」へ続くスタート。3曲目の「言って。」、4曲目の「あの夏に咲け」まではアップテンポな明るめの曲が続きます。

 

 5曲目に「飛行」というピアノトラックを挟んでから曲調が一転。6曲目「靴の花火」ラストの「雲と幽霊」までしっとりした曲で締めくくられる。という流れです。

 

 前半の曲では「生きている人」が「死んでしまった人」に言いたい想いが中心に歌われているのですが、後半では「死んでしまった人」の視点から、「もう自分はいないんだよ」ということを伝えたいがもう伝えることもできないもどかしくも切ない想いが歌われている一作。

 

 あくまで自分の解釈であり、そもそも「人」が題材なのかもわかりませんが、作詞作曲が逸品である上に作品の作り方がとても独創的でそれが胸を打つ一作です。個人的には特に、最後の「雲と幽霊」について、死んでしまっている人の視点で歌われているのに「目覚まし時計」の音や「水滴」の音など生活感のあるサウンドを取り入れて対比的な表現をしているのが印象的で好きです…

 

 次回作の発表を心待ちにしております!